黒でも白でもない透明な魔術についてお伝えしていこうと思います。
そもそも透明な魔術ってなに?
みなさんは、白魔術、光魔法、黒魔術の方が聞き慣れている言葉かもしれませんね。そもそも白魔法も黒魔法も、良いとか悪いとか。あるのでしょうか?
良い、悪いをジャッジしているのは、私たちかもしれません。黒も白も表裏一体の世界。もし今使っている黒魔術的要素が強かったと気づく、あるいは悩んでいるならば、闇でも光に使っていく選択が出来るということです。
それを私は透明な魔術とよんでいます。
透明は黒にも白にも染まりやすい。でも両方の性質を兼ね備えています。使う側により危うさはありますが、その能力は無限大です。どの色にも属さない、その代わり使い方にちょっとのコツがあります。そのコツさえ掴めば誰でもその能力を光にも闇にも使えるということです。個人的に闇に使うのはカルマ的にやめた方がいいですが…。
透明な魔術の使い方
透明な魔術を使って、自分自身、大切な人、お客様を幸せに導く魔法へと変えていけたらとても素敵ですよね。ではどうやってその透明な魔術を光に使っていくことができるのでしょうか?
そのコツは、自分で意識をして使っていくことです。とてもシンプルです。
要は「闇に使っていた魔法を光に使うにはどうしたらいいかな?」と、真剣に自分に問うことです。
自分=ハイヤーセルフに問うこと。ハイヤーセルフとは、「高次元の自分自身」、最高の自分です。問うことで一瞬にして自分は答えを受け取っています。その答えを探したり、考えたりする必要はありません。ただ、「答えはもう受け取っていると自分を信用する」ことです。問っぱなしがコツです。
さて、ここからは、私が透明な魔術を使うまでのお話をしていきたいと思います。(黒魔術)の内容も含みますのでざわつく方はお気を付けください。読まない選択をするのも構いません。
透明な魔術に変えて使うまで~幼少期黒魔術編
ここからは私の体験談から、闇として使っていた能力を光に使うまでのお話をしていきます。
私は祖母が霊媒師、母は視る力がありました。しかし、母も祖母も私にスピリチュアルな世界はほぼ皆無と言っていいほど教えらえて育っていません。それよりも、「普通が一番」と言われ育ちました。
ただ幼少期から不思議なものが大好きでした。木や草や花と会話したり、一人で1日中神社で遊んだり、自分で作った魔法陣で遊んだりと周りのお友達からは「ちょっと変わった子」という認識だったかもしれません。
特に父がとても厳しく、欲しい物、して欲しいことを言っても、「そんなものくだらない」など言われほとんど相手にはされませんでした。そこで父母と仲のいい人に代わりに私の「欲しいもの、してほしいこと、行きたい場所」を伝えてもらおうと考えました。
まず言葉なしでどうやって伝えたか?
ただ言えばいいじゃない?と思う方がいるかもしれません。でも幼少期の私には、父や母に言葉でお願いするという考えはありませんでした。なぜなら、言っても聞き入れてもらえないどころか、「くだらない余計なことはいうな!」と酷く怒られるからです。
幼少期、私の両親は小さな飲食店を開いていました。毎日忙しく、必死だったのでしょう。その中で私を育ててくれたことはとても感謝しています。
毎日のようにお得意様やお客様が食べに来ては父と母とお話します。将来のこと、経営のこと、その中で育ったので少し大人びた子供だったかもしれません。
さて、私の思いをどう伝えてもらおうかな?と小さな私は考えました。そこで、父の仲良くしているおじちゃんに近づき何気なくお話します。よく人の目を見てお話しなさい、聞きなさい、と言われてましたけど、私には別の目的がありました。
まず、相手の目を見て話しながら、ゆっくり相手の奥に入っていきます。グーっと入った先にコツンと相手の意識の扉にぶつかります。そこで、カチカチカチっとその扉のダイヤルを合わせていきます。ゆっくりその扉のドアを開いていきます。
その人の深い意識のなかに入り、自分の願望を入れ込みます。そうすると、会話の中で、そのおじちゃんは私に「何か欲しいものがあるのかな?」と両親の前でさりげなく話題を振ります。もじもじしていると、「たまには子供らしいこういう物(その時欲しかったリカちゃん人形など)を買ってやっても良いのではないか?」や「連れてってあげたらどうか?」と両親に提案してくれます。
人の言うことは父も聞く耳を持つ為「そうですね、考えてみます」と言い、お店がお休みの日におもちゃ屋さんに連れて行ってもらうのが流れです。
月日が経ち、高校生、大学生になると、その対象は友達や恋人になりました。今思い返して見てみると、無意識に直接相手の意識の中に入り、考えを見抜いたり、誘導したりしていました。
透明な魔術として使い始めるまで実践編
大学を卒業し、就職を経て結婚、妊娠で二人目の子供を出産後に、急に自分の中に「このままの人生でいいのか?」が浮上しはじめました。その時私はパートで医療事務の仕事をしていたのですが、一緒に働いていた看護師さんから、素敵なスピリチュアルカウンセラーさんがいると紹介されてセッションを受けたのが、スピリチュアルの世界のはじまりでした。
最初は、「怪しい世界」と疑い全開だったのですが、本来のスピリチュアルの意味をだんだんと理解し始めた時、私もこの仕事をしてみたい、この能力と向き合いたいと真剣に思うようになりました。そのカウンセラーさんからいくつかご紹介いただいた講座の中に(自分でも他に探してみる予定でいた)今の先生の講座と出会いました。この話は次回以降お話していきたいと思います。
ある日、先生に幼少期の頃の話をする機会があり、上記のダイヤルカチカチを話してみたところ、聞き終わり一番に「それ黒やん」と言われ、初めてそれが無意識につかっていた魔術であったことがわかりました。
ただその先生は「使い方よ。どう使っていくか?なのよ。」と教えてくれました。そこから自分自身でどう使っていこうかな?と、問い始めてからだんだんと沢山の答え、環境のヒントが自分に訪れました。
今はその能力を違う形で使っています。もともと普通に使っていた闇の魔術を光として使っていく、ただ私自身ピュアといいますか単純な性質で黒にも白にも染まりやすい性質があります。そしてチャネリング体質です。相手の潜在意識や、意識、色んな次元にアクセスする体質があり、よく周りから利用されたことがありました。
例えば「好きな人の考えている事を教えて」や「好きな人と仲良くできるようにして」など。そのときは何の疑いもなく「この子が幸せになるなら」という考えでその能力を使っていました。自分もカルマを作っていたのですね。
でも、本来の幸せはそうではないということです。本当の幸せは、誰をどうこうすることでなく、自分で選択をし自分で未来を創っていくことが出来る。私たちは選べるのです。
意外と私と同じ能力で悩んでいる方は多いのではないか?と思うようになり、その方達が、幸せになるために能力を使っていけたらどんなに素敵だろうか。
透明な魔術。黒にも白にも染まりやすい性質。それを幸せの魔法にぜひ使っていけるし、私自身も使っていこうと思う。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
全ての方に感謝と祝福を。
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