私が体験したスピリチュアルの罠についてお話します。
まずはじめに、ここで言いたいのは、誰が悪いとか、何がいけなかった、ではなく、誰にでも起こりうるスピリチュアルの罠が何気ない日常にあること。
本当のスピリチュアルとは何だろうか、を考えていただくきっかけになればいいなと思いこの記事をかいています。
当時、なかなかその悩みを話せる人がいなかったことでどんどん自分がスピリチュアルの罠に深く入り込んでしまった体験のお話です。
何年か前、スピリチュアルの学び真っ只中の時に、恋に悩み、友人からあるチャネラーさんを紹介されました。
初めてお会いした時に、そのチャネラーさんから今の状況や、星の生まれ(あなたは霊能者の星の生まれね、等)、「日本を動かせるくらいの強い力があるから使い方を気をつけるように」など言われ「すごいなぁ」と感動したと同時に
セッション中から、胃のあたりに強い痛みと吐き気に襲われ、1週間程食事が取れない日が続き、相談したところ、「あなたの中には黒いモノが沢山うごめいてるから。でも安心してね、浄化しているから。」
と言われ、恐怖と不安を感じたことが記憶に残っています。
その方はとてもユニークで、貫禄もあり、なんでも知っているような印象でお金もあり、パートナーもいて幸せそうに見えました。
何かあるとその方に相談する日々、しかしある日から私に対する態度に違和感を感じるようになりました。
チャネラーさんには、クライアントさんが沢山いてある歌手や芸能人の方もいらっしゃいました。お誕生日やイベントがあるごとにお声がかかり、そのチャネラーさんのサロンや、ホテルの一室の客間にみんなで集まり何気ない会話をします。
そこまでは良いのですが、私に対して「あなたは黒い魔女」や「あなたは下と繋がっているから私のチームが今あなたを浄化している」「視えるのは低級霊でもできる、調子に乗るな」「この能力が使えないようにしたからね」「あなたは能力が強すぎて危険過ぎる」
みんなの前で言われ続け、いつも行くたびに気分が落ちていました。そしてなんでも「上が言ってるわ」「あの子は下と繋がっている」が口癖のように言っていました。
ここで重要なのは「勝手に能力を封印した」事、「上が言っている」「不安にさせ、安心させる言葉を言い、依存させる行為」などのキーワードです。
まず、勝手に能力を封印したこと(実際に封印自体に影響はされていなかったが、自分に影響をうけていた為、変換したので問題はなし)
良かれと思ったのか分かりませんが、相手の許可なく封印したり、ヒーリングをしたり、情報を視たりする行為はその方の自己満足でしかないということです。その理由については、次回のブログにてお話したいと思います。
「上が言っている」誰が?です。どこと繋がりメッセージをもらっているのか。たまに「神様と繋がっている」と仰るかたがいます。
どこの神様と繋がっているのか、本当にその神様と繋がり、メッセージをもらっているのか?見極める必要があると思います。
もちろん本当に有益な存在からメッセージを受け取っている方もいらっしゃいます。
不安な言葉、安心させる言い方で依存させることです。本来私たちは「個」として魂を磨き成長し、この地球で願いを形にし、幸せを感じ生きていくことが理想だと私は思っています。
スピリチュアルを学び、仕事としてセッションを提供している私たちの本当の役目は何だろう?
結局、このチャネラーさんとは距離を置くことに決めました。今は全く連絡は取っていませんが、なぜそのような事が起きてしまったのか?
自分以外の誰かに答えを求めていたからだと思います。自分で決める責任が自分自身になかった。いつも失敗を誰かのせいに、何かのせいにしていた。そういう存在をつくっていた。
昔の私は、事あるごとに誰かに「どう思う?」が口癖でした。
きっと、この出来事は、答えは自分の中にあると気づく学びと、この自分の能力をどう使っていくのか?を考えるきっかけになる出来事だったのではないかと思います。
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